水素ファンドにおけるIPEF Windowの設定について

一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(以下「JH2A」)と株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下「AP」。グループ会社を含めて「AP グループ」)は、現在両者にて設立を目指している水素関連分野への投資に特化したファンド(以下「本ファンド」)に関し、IPEF Windowを通じたインド太平洋経済枠組み(Indo-Pacific Economic Framework for Prosperity。以下「IPEF」)域内の水素サプライチェーン構築を目指すため、経済産業省(以下「METI」)によるIPEF Windowの設定に賛同致します。

プレスリリース

JH2A とAPは、世界的な課題である気候変動への対応の為、日本のみならず世界の水素サプライチェーン構築に向けて、 ①水素需要創出 ②スケールアップ・技術革新によるコスト低減 ③事業者に対する資金供給、等の課題解決を目的として、本ファンドの設立に向けて相互協力することに2023年11月に合意致しております。

今回のMETIによるIPEF Windowの設定はJH2AとAPの目的に沿うものであり、本ファンドは、IPEF Windowを通じて、IPEF域内において、水素及び水素派生分子の製造施設、貯蔵施設、輸送施設、利活用の為の設備、並びにこれらのインフラ設備への技術・サービス提供会社等へ投資を行うことを想定しております。

本ファンドは、METI並びにIPEF域内の公的セクター及び民間セクターとの協業を通じ、IPEF域内において水素サプライチェーンの早期社会実装化とスケールアップを図って参ります。

JH2A の事務局長である福島 洋は、今回のIPEF Window設定について次のように述べております。「JH2A は、日本の卓越した技術を生かし、日本を含む世界の脱炭素とエネルギー安全保障の為、水素サプライチェーンを構築することを目指しております。本ファンドは、今回新設されたIPEF Windowを通じて、域内の事業にリスクキャピタルを投資し、域内の公的セクター及び民間セクターの方々とのコラボレーションを通じて、域内の水素社会の実現に寄与したいと願っています。」

AP グループの共同代表であるリチャード フォルソムは、次のように述べています。「AP グループとして、METI及びIPEF参加各国と連携して、本ファンドの活動を開始できることは、紛れもない喜びであり、誇りです。APグループは、不退転の決意を持って、本ファンドの運営に尽力すると共に、水素社会の実現化を通じて、IPEF地域に貢献したいと願っております。今後、IPEF域内の皆様とのコラボレーション出来ることを心より楽しみにしております。」


【JH2A について】

会社名: 一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会

所在地: 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 霞が関ビルディング36F

会長: 内山田 竹志、國部 毅、牧野 明次

事業内容: 社会実装プロジェクトの提案・調整、需要創出・規制緩和等の政策提言等

公式 Web サイト: https://www.japanh2association.jp/


【AP について】

会社名: 株式会社アドバンテッジパートナーズ

所在地: 東京都港区虎ノ門四丁目1番28号 虎ノ門タワーズオフィス17階

代表取締役: 笹沼 泰助、喜多 慎一郎

事業内容: プライベートエクイティファンドの管理・運営

公式 Web サイト: https://www.advantagepartners.com/